【振替公演】わかやま新報とらふすクラシック２００回記念 Ｍａｈ！和歌山県立図書館 音響改修お披露目＆配信＆支援コンサート

※本公演は４月１７日の振替公演となります。ご予約には新たに予約申し込みが必要です。

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わかやま新報の連載”とらふすクラシック”は、この春、連載２００回を迎えます。このコラムは、毎週木曜日、和歌山で演奏会をおこなうクラシック演奏家の皆様を中心に寄稿いただいたものです。２００回の節目に、音響改修が完成したばかりで新しい響きを成す、Ｍａｈ！和歌山県立図書館（メディア・アート・ホール）で、お披露目コンサートを企画いたしました。同時に、昨年からのコロナ禍で演奏機会が激減する中、音楽活動を続ける演奏家の皆さんへの支援のコンサートでもあります。そして、来場が叶わない皆様には、インターネットのライブ配信で会場の完全中継をご家庭へお届けします。会場も配信いずれにおいても、皆様のご厚意による支援コンサートとして、収益のすべてを出演アーティストの支援に向けさせていただきます。

＜配信予約＞
わかやま新報とらふすクラシック２００回記念
Ｍａｈ！和歌山県立図書館 音響改修お披露目＆配信＆支援コンサート
　　　日時：２０２１年７月３１日（土）開場１３時３０分　開演１４時
　　　会場：Ｍａｈ！和歌山県立図書館（メディア・アート・ホール）
　　　出演：村上真希子/大守真央/中川知保/宮下直子/砂原悟(ピアノ)
　　　　　　黒江万金堂：岡本万貴(フルート)金谷幸三(ギター) 井岡潤子(ソプラノ)
　　　参加：１０００円以上のご支援お願いいたします。
　　　配信：ＷＥＢ申込：https://musicmart.zaiko.io/e/20210731Mah
　　　　　　まず会員登録を済ませ、それから申込みます。
　　　　　　視聴用ＵＲＬがお送られてきます。
　　　　　　配信後、翌日12:00より一週間アーカイブを視聴できます。
　　　　　　※但し、演奏者のアーカイブ許諾を得たものが対象となります。
　　　　　　ヘッドホン使用なら、よりバイノーラル録音を楽しめます。
　　　主催：和歌山県立図書館、とらふすクラシック２００回記念コンサート実行委員会

＜入場整理券＞
５月１７日（月）１０時より電話受付スタート。
先着１５０席（お一人様４席まで申し込めます）
会場にて1000円以上のご支援お願いいたします。
登録電話(073-457-1011)に申込みいただき、予約番号をお控えください。
受付時間：10時ー17時　登録電話(073-457-1011)

＜感染拡大防止について＞
１．前後左右に距離を空けた配席となります。
２．入場に際し、お名前と連絡先を必ず明記ねがいます。
３．必ずマスク着用ねがいます。マスクのない方は入場できません。
４．入場に際しては、検温と手洗いをお願いいたします。

＜プログラム＞
⚫︎村上真希子(ピアノ) J.S.バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ
⚫︎大守真央・中川知保(ピアノ連弾) C.ドビュッシー:小組曲
⚫︎黒江万金堂(フルートとギター) A.ピアソラ:「タンゴの歴史」より
　　　　　　　 休憩
⚫︎宮下直子(ピアノ) F.シューベルト:即興曲op.142-3
⚫︎砂原悟(ピアノ) F.ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズop.22
⚫︎井岡潤子(ソプラノ)宮下直子(ピアノ) S.ドナウディ:限りなく優雅な絵姿　 F.シューベルト:魔王　 黒人霊歌:Ride on King Jesus ほか

都合により曲目等一部変更の場合もございますのでご了承下さい。

＜Ｍａｈ！和歌山県立図書館（メディア・アート・ホール）＞
1993年に開館した全国的にも珍らしい図書館に併設された３００席のホール。サントリーホールの音響設計で知られる安井建築設計事務所によるも、多目的ホールとして作られたため、コンサートには充分とはいえませんでした。今般、Ｍａｈ！和歌山県立図書館の音楽監督、澤 和樹東京藝術大学学長監修の下、音響改修工事が施されました。天井反射板と背面反射板を設けることより、第一反射音の響きが良くなり、演奏者にもオーディエンスにも包まれるような響きが届き、また、ステージ床補強により、床から音の振動を感じり、演奏者のパーフォーマンスが向上する効果が期待されています。

＜プロフィール＞
村上真希子　Murakami Makiko　 ピアノ
和歌山県出身。桐朋女子高等学校音楽科（共学）を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。同大学研究科修了。'09年”万里の長城杯”国際音楽コンクールピアノ部門第1位受賞。'08年ダブルピアノユニットTruth結成。'12年 横浜国際音楽コンクール2台ピアノ部門第1位受賞。2枚のCD発売中。'04より『世界でたった一つのエンターテイメント一座HEAVENESE』のコーラス、キーボードメンバーとして海外ツアーに多数参加などマルチに活動中。MUU音楽教室主宰。村上真希子公式HP:makiko-music.com

大守真央　Omori Mao　 ピアノ
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学卒業。同大学院入学後、アムステルダム音楽院に留学、修士課程修了。ハーグ王立音楽院アーティストディプロマ課程、ブリュッセル音楽院ポストグラデュエート課程にて、古楽器フォルテピアノを学び優秀な成績で卒業。全日本学生音楽コンクール大阪大会、小中高部門に於いて1位〜３位入賞。第80回日本音楽コンクールセミファイナリスト。ヘールフィンク国際フォルテピアノコンクール(オランダ)第２位受賞。ブルージュ国際フォルテピアノコンクール(ベルギー)セミファイナリスト。

中川知保 Nakagawa Chiho ピアノ
東京藝術大学音楽学部ピアノ科卒業。国際ロータリー財団奨学生としてウィーン国立音楽大学に留学し研鑽を積む。ソロリサイタルや室内楽、国内外のオーケストラとコンチェルト共演を精力的に行う。ホール田園杮落とし、紀の川市誕生記念コンサートをはじめ、幼小中高等学校訪問演奏会にも力を注ぎ、温かい感性によるプロデュースで多彩なトーク＆ピアノコンサートを数多く展開、幅広い年代の聴衆の心を魅了し反響を呼ぶ。2010年オープンのヒメシャラ堂では季節のコンサートを開催中。相愛大学音楽学部・大学院講師。平成21年度和歌山県文化奨励賞。

黒江万金堂 Kuroé Mankin-Do
岡本万貴 （フルート）+金谷幸三（ギター）
ギターの鬼才、金谷幸三がプロデュースするクラシック音楽・ユニット。フルーティスト、岡本万貴の柔らかな音色と金谷の繊細な弦の響きが織りなす息の合ったアンサンブルで各地での評価も高い。それぞれがアルトフルート、11弦ギターに持ち替えるなど、響きに対して妥協のない姿勢に加え、その高度なテクニックに裏打ちされた斬新な音楽表現が、常に聴くものに新たな発見を与え続けている。バロックから前衛音楽など多彩なレパートリーをもつ。2020年4月より、ホームである「黒江音楽室」よりライブ配信を毎月行っている。

宮下直子　Miyashita Naoko ピアノ
東京藝術大学卒業。安宅賞受賞。藝大オーケストラと協演。83〜88年ロンドンにてマリア・クルチョ女史に師事。オックスフォード大学ジャパニーズソサエティーに招聘されリサイタル、浩宮皇太子殿下の臨席を得る。帰国後、日本各地にてリサイタル、オーケストラとの協演多数。歌曲伴奏、室内楽に鍵盤楽器奏者として活動、NHKFM放送に度々出演。2019年・2020年きのくに音楽祭プロデューサー。相愛高等学校、相愛大学、相愛大学大学院、京都市立芸術大学、京都市立芸術大学大学院非常勤講師。和歌山県文化奨励賞、和歌山市文化奨励賞受賞。

砂原悟　Sunahara Satoru ピアノ
東京藝術大学付属高校を経て東京藝術大学卒業、同大学院修了、DAAD（ドイツ学術交流会）奨学生としてミュンヘン音楽大学マイスターディプロム取得。日本音楽コンクール入選（1984）。ポルト市国際ピアノコンクール入賞（1987）。クロイツァー賞（1988）。クラヴィコードによる藤枝守作品発表（2005～）。Rohdesソロコンサート（2014）。河合小市minipianoコンサート（2019）。宮島敏、中山靖子、クラウス・シルデ、小林仁の各氏に師事。 京都市立芸術大学教授。

井岡潤子　Ioka Junko ソプラノ
大阪音楽大学、同大学院修了。第13回イタリア声楽コンコルソ入選。モーツァルト「後宮からの逃走」のコンスタンツェでデビュー。「第九」「メサイア」「復活」等を朝比奈隆、小澤征爾の指揮で共演。2011年大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウス２０世紀オペラシリーズ「ねじの回転」（女家庭教師役）で文化庁芸術祭大賞を受賞。木村絹子、中沢剛夫、E.リー・デービス、ドンナ・ロール、R.ハニーサッカーの各氏に師事。現在、相愛高等学校、相愛大学、相愛大学大学院 非常勤講師。関西歌曲研究会理事。関西歌劇団団員。

バイノーラルライブ　Binaural LIVE　録音配信
この演奏会は、イヤホン・ヘッドホンで聴くと信じられないほどの臨場感が体感できるバイノーラル録音でライブ配信されます。私たちが体験している世界は、周囲に存在する無数の響きの共鳴によって成り立っています。バイノーラル録音は人の聴覚のように、無意識に聴こえている繊細な響きまで一体となった空間丸ごと収録出来るため、音が生まれたその瞬間へ、時空を超えて繋がる音楽体験をお楽しみいただけます。従来の配信では難しかったステージの息吹が届けられると、初めて体感された出演アーティストから驚嘆の声が数多く寄せられています。